世界地図

 旅行やニュースにより興味が持てるかと思い、娘には、「くもんの日本地図パズル」と「1日10分日本地図をおぼえる本」を使って、小学一年生の夏休みの終わりまでに日本の8地方47都道府県の形・位置・名称を覚えてもらいました(※ 娘の場合は新潟県:ハト→恐竜、神奈川県:ウサギ→ラクダ、福井県:ラケット→鍵、愛知県:ヒツジ→カンガルーに変更しました)。  

くもんの日本地図パズル

くもんの日本地図パズル

 
小学生版 1日10分日本地図をおぼえる本 (コドモエのえほん)

小学生版 1日10分日本地図をおぼえる本 (コドモエのえほん)

 

  今回、ワールドカップがあったので、世界地図も少しやってみようということで、眠っていた「1日10分でせかいちずをおぼえる絵本」を引っ張り出してきました。本当は「くもんの世界地図パズル」もあったほうがよかったのですが廃盤のようです。 

1日10分でせかいちずをおぼえる絵本

1日10分でせかいちずをおぼえる絵本

 

 ところで、世界地図をちゃんと理解して見ている人は大人でも案外少ないかもしれません。えっ?と思った方は次の問いに答えてみてください。

・問1. 世界地図上を右端まで進むと左端から出てきます。では、上端まで進むとどこから出てきますか?

・問2. 日本の秋田県とスペインのマドリードは緯度が同じです。では、正しいのはどちらでしょう? A. 秋田県見てからマドリードは真西にある。B. 秋田県から出発して方位磁針を見ながら真西に進み続けるとマドリードに到着する。

 どうでしょうか? 問1で下端から出てくると答えた人は、ロールプレイングゲームのやりすぎかもしれません。問2ではそもそもAとBの違いが分からなかった人もいるのではないでしょうか?

 世界地図が立体である地球儀を無理やり平面にしたものであること、それゆえに歪みが生じていること、よく分からなくなったら地球儀に立ち返って考えればよいことは理解してほしかったので、娘には以下のステップを踏んでもらいました。

  1. 地球儀とその展開図の関係の理解。みかんの皮向きタイプ(?)の球の展開図を自分で組み立ててもらい、ちゃんと球(に近い形)になることを確認してもらいました。
  2. 組み立てた地球儀に赤道上を進む線や、経線上を進んで北極を通過する線を書き、展開したらどうなっているか確認してもらいました。
  3. 展開図の上下を無理やり拡大したものが長方形の世界地図(メルカトル図法)であることを理解してもらいました。

 地球儀での方角と世界地図上での方角の関係などは、発達に応じて追加すればよいと思います。ついでに、記憶のための整理棚として6地域を覚えてもらいました。例によって、5, 7, 5, 7, 7で「ヨーロッパ アジアアフリカ オセアニア 北アメリカに 南アメリカ」を歩きながら数回唱えてもらっておしまいです。あとは徐々に知識を増やしていってくれればと思います。